羊が一匹、羊が二匹、眠れ眠れ人類よ
昔、羊をたくさん飼ってる
とても裕福でしかもドケチな魔術師がいたんだよね
羊飼いを雇ったり牧場のまわりを柵で囲うのに
お金をかけるのなんてとんでもない
だから時々、森の中に迷い込んだり谷に落っこちたり、
ついには逃げてしまう羊がたくさんいて困ってたの
魔術師が彼らの肉や皮を欲しがっていることを
羊たちは知っていたからで嫌だったんです
それで魔術師はとってもいい解決策を見つけたの
羊に催眠術をかけちゃえばいいじゃん
「お前たちは死なないよ、だから皮を剥がれても
何の害にもならない。それどころか、それはとっても
お前たちのためになるし、むしろ氣持ちいいくらいだよ」
そういういう暗示をかけちゃった
そのうえ魔術師は
「私は群れを深く愛する”善き主人”だから
お前たちの為なら何でもしてあげるよ」
という第二の暗示をかけちゃった。
さらに「万が一何かが起るとしても、とりあえず今日
たった今起るわけではないのだから、
そんなことを考える必要はないんだよ」という
第三の暗示をかけたのよ
そしてとうとう魔術師は、
「お前たちは、羊じゃないんだってば」と暗示をかけ
何匹かの羊には「お前たちは人間だ」と
また別の羊には「お前たちは魔術師だ」と
暗示をかけ続けまくっちゃった ふ~
それ以来、魔法使いは羊の世話や氣苦労から
すっかり開放され、羊たちは二度と逃げ出すこともなく、
魔術師が彼らの肉や皮を取りに来るのを静かに待っていた
これは昔々の聖者のお話しの中の寓話
コントロールされる羊は働く普通の人々で
魔術師はそれを搾取する支配層のことを喩えてる
まったく現代にピッタンコだよ まったくう~
どうしたんだ人類は 氣づかないんか人類は
学校や会社や宗教が常識という柵をつくって
テレビや新聞が流行という時代の流れを操作して
世間という眼に見えない柵の中で
毎日、黙々と搾取されながら働いている
これがマーヤ、幻想、幻影というコトのハ、オトタマ
マトリックスという支配層に作られた遊技場なのでした
覚醒するんだネオォォオオ~
立つんだジョォォオオ~