見ざる言わざる着飾る
むかしからの諺
見ざる、言わざる、聞かざる、・・・××ざる?
日光のおみやげ猿じゃないけどね
これは仏陀のコトのハ、オトタマ
明鏡止水、穢れなき静かなる空にいたるのに
ちょっと、おじゃまむしのことをよく知っておきなさいと
何を見るなとおっしゃるの?
それは、こころをざわつかせ迷わせるるもの
いまの時代でいえばテレビかな
ざわざわざわざわ洗脳しているやつ
おいしいものやカッコいいものや美しいもの
アートだったり芸能だったりするならいいけど
テレビは全部を不安に変え、買えや買えやに誘うしくみ
もってないとダメなの?やってないとダメなの?私ダメなのって
人はせっせとお店に駆り立てられる
何を言うなとおっしゃるの?
それは、こころをぶるぶる震わせ迷わせるもの
ひとを怒らせ悲しませる誹謗中傷、陰口なんか
イライラムカムカさせるやつ
コトのハで時には人をころすことだってできる
魂をズタズタに引き裂くこともあるのです
言わなくててすむ一言ってよくあるね
何を聞くなとおっしゃるの?
それは、こころをゆさゆさ揺らし迷わせるもの
たとえば、無駄なおしゃべり、ロケンロール
ざわざわざわざわ攪乱してくるやつ
楽しく賑やかで一時自分を忘れさせてくれるもの
そのときはいいけど後がとても虚しくなっちゃたり
こっちへおいでよ楽しいよ こっちの水は甘いぞ~
三つの猿は、どれもが誘惑たっぷり含み
明鏡止水のこころを波立たせるお役目ね
だから仏陀は言ったのです
みざる、いわざる、きかざるとは
おまえのやかましいこころを静めることなのだと
ぱちくり落ち着かないこころを静かにせよ
そうしないと人はすぐに比較をはじめる
ぺちゃくちゃ騒がしいこころを静かにせよ
そうしないと人はすぐに喧嘩をはじめる
ざわざわ賑やかなこころを静かにせよ
そうしないと人はすぐに怠惰をはじめる
すべてのカギは
こころの静けさにあるのだと
あなたのこころは静かな森の中にある
そこへざわざわやってくる三匹のお猿に氣をつけようよ